殺人まで引き受ける「何でも屋」、野放し状態=韓国

殺人まで引き受ける「何でも屋」、野放し状態に

 韓国で最近乱立している「何でも屋(韓国語でシムブルムセンター。シムブルムは手伝いの意)」は、個人に対する裏での調査や、殺人まで引き受けるケースがあるが、これを取り締まったり、管理したりする機関も規定もない状況だ。現行法では、何でも屋は許可や資格がなくても、税務署に事業者登録をするだけで設立・運営が可能なためだ。

 警察も、全国で2000以上の何でも屋が営業していると推計しているものの、具体的な実態の把握はできていない。このような状況にある中、何でも屋は最近、不倫調査や債権の取り立てを目的に、違法な手段で個人情報を入手するために公務員や携帯電話会社の社員を買収している。ソウル地方警察庁は今年7月、何でも屋の従業員から金を受け取り、住民登録番号や自動車のナンバーなどの個人情報を教えた区役所の職員や、保険会社のファイナンシャルプランナーなど約30人を摘発した。




また3月には、警察官に対し、携帯電話会社の代理店などに車のナンバーや住民登録番号、家族関係証明書などの個人情報を流出させるよう仕向け、1件当たり10万~15万ウォン(約7250~1万1000円)を渡していた何でも屋の従業員を検挙した。京畿大警察行政学科のファン・ウィガプ教授は「何でも屋による違法行為を防ぐためには、何でも屋に対する許可などの手続きや規定を厳格化し、管理・監督を行う行政機関を設けることが急務だ」と指摘した。

◆何でも屋を利用した過去の嘱託殺人事件の一部
2002年3月:中堅企業の社長夫人(67)が、何でも屋に「娘婿と不倫している女子大生(22)を殺害して欲しい」と依頼し殺害させる。
2004年5月:「妊娠した」と嘘をついて同居の男性を騙した女(36)が、何でも屋に「新生児を手に入れて欲しい」と依頼。何でも屋は京畿道平沢市で生後70日の赤ちゃんを抱いて歩いた女性(21)を拉致し殺害
2005年2月:全羅南道羅州で、主婦(38)が夫の保険金を狙い、何でも屋に夫の殺害を依頼。
2008年1月:21歳の女が、自分と別れようとした男性(22)の殺害を何でも屋に依頼したが、殺害は未遂に終わる。
2012年10月23日12時58分 朝鮮日報


「何でも屋」に妻の殺害を依頼、夫らを逮捕

 レンタカー会社を経営し、月収が2億ウォン(約1450万円)に達していた妻を、いわゆる「何でも屋」に依頼して殺害した夫が、警察に逮捕された。妻が離婚を求めたというのが犯行の動機だった。
 ソウル城東警察署は22日、何でも屋に金を渡し、離婚を求める妻の殺害を依頼した容疑でJ容疑者(40)を、またJ容疑者の依頼を受け、J容疑者の妻を殺害し死体を埋めた容疑で何でも屋の代表W容疑者(30)を逮捕した、と発表した。

 警察によると、J容疑者は今年5月以降、妻(34)の殺害をW容疑者に依頼し、報酬として1億3000万ウォン(約940万円)を渡した疑いが持たれている。W容疑者は先月14日午後4時ごろ、ソウル市城東区聖水洞のオフィステル(住居兼事務室)の地下駐車場でJ容疑者の妻の首を絞め殺害、京畿道内の山中に捨てた疑いが持たれている。

 J容疑者は、離婚を求める妻の会社を横取りするため、妻を殺害したことが、警察の調べで分かった。4年前、J容疑者が経営していたレンタカー会社を譲り受けた妻は、業績が良好なため、年収が2億ウォンに達していた。一方、J容疑者はソウル・江南地区で3カ所のカラオケボックスや飲食店を経営していたが、収入は思わしくなかった。1年ほど前から夫婦関係がぎくしゃくするようになり、妻はJ容疑者に対し「慰謝料6億ウォン(約4350万円)を支払うから離婚しよう。子どもの養育権は私が持つ」と主張した。一方、妻から慰謝料としてまず4億ウォン(約2900万円)を受け取ったJ容疑者は、この金を使い果たした。J容疑者は「受け取れる慰謝料はあと2億ウォンしかなく、おまけに子どもまで奪われたら、自分はホームレス同然だ」と考え、妻の殺害を思い立った」と供述した。

「何でも屋なら、金を渡せば何でもやってくれる」と考えたJ容疑者は今年5月、経営していた飲食店の従業員を通じ、W容疑者と知り合った。両容疑者は4カ月間に9回会い、1億3000万ウォンを現金でやり取りして、J容疑者の妻の殺害に加担した。殺害の報酬は当初6000万ウォン(約435万円)だったが、後に1億9000万ウォン(約1400万円)に膨れ上がった。だが、両容疑者は残る6000万ウォンをやり取りする前に御用となった。殺害が実行された先月14日、J容疑者は妻に「カーセンターの経営者を紹介してやる」と持ち掛け、W容疑者をカーセンターの職員として紹介した。W容疑者はJ容疑者の妻を車に乗せると、近くにあるオフィステルの地下駐車場に連れ込み、両手で首を絞め殺害した。そして、京畿道楊州市の山中に運び、あらかじめ用意したスコップや掛け布団を使って死体を埋め、J容疑者に電話で「(死体を)きれいに片づけた」と報告した。

 J容疑者は翌日午前7時、警察に「妻が家出した」と届け出た。その後、警察の捜査をかく乱するため、他人名義の携帯電話を使い、虚偽のメールを送るなど、手の込んだ方法を用いた。他人名義の携帯電話を用意したJ容疑者は、W容疑者に電話をかけ「妻の携帯電話の電源が切れていたり、長時間にわたって通話記録が途絶えたりすると、妻が死んだことに警察が気付き、捜査範囲を拡大する可能性があるから、妻の携帯電話を持ち歩き、電源を入れたり切ったりして、追跡を妨害してほしい」と依頼した。だが、W容疑者はソウル市江南区や京畿道水原市などでJ容疑者の妻名義のクレジットカードを使ったため、あえなく御用となった。
2012年10月23日12時57分 朝鮮日報

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by love_kankoku | 2012-10-26 01:26 | 社会問題(489)