苦境の現代・起亜自 燃費水増しや賃金問題など重なる

苦境の現代・起亜自 燃費水増しや賃金問題など重なる


【ソウル聯合ニュース】現代自動車と傘下の起亜自動車が、燃費の水増し表示や労使問題、円安などの悪材料に苦しんでいる。
 現代・起亜は3日(現地時間)、米国で燃費性能を過大表示したとされる問題で、1億ドル(約114億円)の制裁金を支払うことで米環境保護局(EPA)と合意した。また、温室効果ガス排出削減積立(クレジット)のうち2億ドル相当を放棄する





 EPAは2012年11月から現代・起亜の燃費表示に対する調査を進めてきた。結局、現代は米国で販売された2011~2013年モデルのうち約25%にあたる120万台に燃費の水増し表示があったことを認めた。
 すでに現代・起亜は2012年に消費者が起こした集団訴訟で3億9500万ドルの支払いに合意している
 会社側は「EPAとの合意により、米国での燃費表示問題に関する行政手順を実質的に終えた」と話した。
 しかし、現代の燃費表示問題は韓国国内にも飛び火した。今年8月、スポーツタイプ多目的車(SUV)「サンタフェ」で燃費の水増し表示が指摘されると、現代は補償に乗り出すことを自発的に決めた。補償額は約560億ウォン(約59億円)と推定される。

 また、現代・起亜は労働組合との間で、退職金などの算定の基準となる通常賃金をめぐる問題を抱えている。現代の労組組合員23人は昨年3月に会社を相手取り、賞与と休暇手当てなど6項目を通常賃金に含め、その遡及金の支払いを求める訴訟をソウル中央地裁に起こした。一審判決が今月7日、言い渡される。
 裁判所が労組の主張を認める場合、現代は5兆ウォンの支払いをはじめ、現代自動車グループ全体として初年度だけ13兆2000億ウォンの人件費を追加負担することになると業界は試算する。通常賃金の範囲が拡大すれば、現代の営業利益率が2ポイント程度低下するとの分析もある。

 現代・起亜は今年、ウォン高の進行などで業績が悪化している。現代は7~9月期の営業利益が1兆6487億ウォンと、前年同期に比べ18.0%落ち込んだ。2010年10~12月期以来の低水準。営業利益率も9.7%から7.7%に低下した。  起亜は海外生産の割合が44%にすぎず、為替変動に左右されやすい。7~9月期の営業利益は18.6%減の5666億ウォンで、この2年で最低となった。

 海外状況の先行きも明るくない。円安を追い風に日本車メーカーが世界市場で積極的に販促を展開している上、日本銀行が追加金融緩和を決めたことで円安が加速している。
 韓国株式市場にも影響し、現代の時価総額はこの1か月で6兆ウォン以上目減りした。時価総額はサムスン電子に次いで2位だが、転落の危機に追い込まれている。
 自動車業界の関係者は「逆境を乗り越えるには、原価削減などに積極的に取り組まなければならない。部品メーカーなどに圧力をかけるならば、自動車産業全体がぐらつきかねないため、中長期的な戦略の策定が必要だ」と強調した。
2014年11月4日(火)11時42分配信 聯合ニュース

【関連記事】
現代・起亜、販売不振で韓国自動車市場シェア70%割れの危機
貯蓄率、世界最低レベル!対外債務も日本は300兆だが韓国は赤字
現代重工業 営業赤字が過去最大=7~9月期
朴大統領、「低成長、低インフレ、円安が韓国経済の3大リスク」
韓国LG、日本の中小企業に恫喝&脅迫!韓国企業の体質とは?
日本の大企業を退職した技術者50人が韓国企業に技術を伝授

地域情報(韓国) ブログランキング人気ホームページランキングブログ王

↑励みになるので、それぞれ毎日1回クリックお願いします!拡散・アクセス数UPにもご協力ください。
[PR]

by love_kankoku | 2014-11-06 01:31 | 政治・経済(1341)