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韓国0.25%利下げも効果なし!景気下ぶれ懸念も(チャートあり)

利下げの韓国、さらなる景気下ぶれ懸念も


 韓国銀行(中央銀行)は9日、政策金利を0・25%引き下げ、年2・50%にすることを決め、即日実施した。
 利下げは昨年10月以来、7か月ぶり
。日本銀行の「異次元緩和」で通貨ウォン高・円安が進行し、経済を支える輸出が鈍化しているため、対抗措置として金融緩和に追い込まれた形だ。韓国政府は、経済対策を打ち出しているが、効果は限定的との見方があり、さらなる景気の下ぶれ懸念も出始めている
 韓銀の金仲秀(キムジュンス)総裁は9日、金融通貨委員会後の記者会見で、利下げに踏み切った理由について、「政府と国会が力を合わせて経済回復に努力している。中央銀行が参加して協力することが望ましいと考えた」と説明した。





 政府は4月、景気浮揚に向け、補正予算としては大規模な約17兆3000億ウォン(約1兆5600億円)の追加経済対策を発表。補正予算案は、7日の国会で可決された。金総裁の発言は、こうした動きを受けたものだ。一方、利下げは円安対策かとの問いには「円安対策のために金利政策は行わない」と即座に否定した。
 だが、市場では、今回の決定は、円安に苦慮する政府の利下げ圧力に押し切られたとの見方が広がっている。聯合ニュースによると、金総裁は3日、滞在先のニューデリーで記者団に「韓国は基軸通貨を使う米国でもなければ、日本でもない。どこまで金利を下げなければならないのか」と政府の圧力をけん制した。このため市場では今回も据え置くとの観測が広がっていた。
 9日のソウル株式市場は予想外の利下げに好感し、韓国総合株価指数(KOSPI)は前日比1・18%高で取引を終えた。
2013年5月10日(金)12時0分配信 読売新聞 (ソウル 豊浦潤一、バンコク 永田毅)


翌日には、円安がさらに加速し、株価が大幅に値下がりしている ↓

「円安ショック」 韓国株式市場で主要株下落

 【ソウル聯合ニュース】円相場が約4年ぶりに1ドル=100円台に下落したことを受けて、10日の韓国総合株価指数(KOSPI)は前日比34.70ポイント(1.75%)安の1944.75ポイントで取引を終えた。
 予想外の政策金利引き下げを受け前日は1.18%上昇したが、この日はサムスン電子(2.75%安)、現代自動車(2.33%安)、ポスコ(1.24%安)、現代モービス(1.92%安)など日本と競合する企業の株価が軒並み下落した。
 HMC投資証券のエコノミストは「円・ドルレートが心理的節目の100円を超えたことで株式市場に衝撃が走った。ウォン安のスピードが円安に追いつかなければ、マイナスの影響が長引く可能性がある」と分析した。
 この日、ソウル外国為替市場でウォン・ドル相場は前日比15.1ウォン安の1ドル=1106.1ウォンで引けた。
2013年5月10日(金)18時32分配信 聯合ニュース

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by love_kankoku | 2013-05-15 00:06 | 政治・経済(1341)